レース概要
2026年7月22日に門別競馬場で行われるリリーカップ。2歳牝馬によるダート1000メートルの重賞です。
2歳戦はキャリアが浅く、各馬の比較材料が少ない一方、門別1000メートルで見せたスピードやスタート力、前走内容が結果に直結しやすいのが特徴です。
今回は馬券的な予想ではなく、過去10年の人気傾向、枠順、脚質、前走距離、勝ち方、走破時計を基に、出走馬が勝ち馬条件にどれだけ一致しているかを数値化しました。
リリーカップの勝ち馬条件
過去10年のデータから、今年は次の6項目を勝ち馬条件に設定します。
✅前走で1着
✅前走が門別ダート1000メートル
✅前走で逃げ・先行の競馬
✅門別1000メートルで1分01秒台以内の実績
✅過去のレースで逃げ・先行して勝利
✅1枠から6枠に入った馬
過去10年の勝ち馬は、逃げ3勝、先行4勝で、前方から運んだ馬が合計7勝しています。
また、近年は1000メートルでスピードを示してきた馬の活躍が目立ちます。枠順についても勝ち馬10頭中9頭が1枠から6枠に入り、外枠より内から中枠の勝利数が多くなっています。
一致率は、上記6条件のうち何項目を満たしているかで算出しました。
⭐️条件一致度ランキング
1位 ②アンジェアート 100% ⭐️5
2位 ⑥セルアウトクラウド 100% ⭐️5
3位 ③スハッチェ 83% ⭐️4
4位 ⑧ツリーオブライフ 83% ⭐️4
5位 ①グランラック 67% ⭐️3
6位 ⑤ピンクゴールド 50% ⭐️3
上位6頭の条件一致度分析
1位 ②アンジェアート
一致率:100%
⭐️評価:⭐️5
【一致した条件】
前走1着、門別1000メートル出走、逃げ・先行、1分01秒台の時計、逃げ切り勝ち、内枠という6条件すべてに一致しました。
前走は1000メートルを1分01秒4で逃げ切り、2着に0秒7差をつけています。スタート直後から先頭に立ち、そのまま押し切った内容は、リリーカップで好成績を残している前方型の特徴と重なります。
【減点になった条件】
設定した6条件では減点材料はありません。ただし、キャリア1戦のため、重賞の流れや他馬に競りかけられた場合への対応は未知数です。
【総合評価】
今年設定した勝ち馬条件にすべて一致。過去データとの一致度では最上位となりました。
2位 ⑥セルアウトクラウド
一致率:100%
⭐️評価:⭐️5
【一致した条件】
前走1着、1000メートル出走、逃げ、1分00秒9の時計、逃げ切り勝ち、6枠という全条件に一致しました。
特に前走は2着に2秒3差をつける大差勝ち。走破時計の1分00秒9も今回のメンバーでは非常に優秀で、過去の勝ち馬に多いスピード型の条件を満たしています。
【減点になった条件】
条件上の減点はありません。アンジェアートと同様にキャリア1戦で、他馬と競り合う展開を経験していない点は慎重に確認したいところです。
【総合評価】
時計と勝ち方のインパクトが大きく、6条件すべてに一致。アンジェアートと並ぶ100%評価です。
3位 ③スハッチェ
一致率:83%
⭐️評価:⭐️4
【一致した条件】
前走1着、1000メートル出走、先行、逃げ・先行での勝利、内枠という5条件に一致しました。
前走は3番手付近から運び、直線で抜け出して勝利。逃げ一辺倒ではなく、前の馬を見ながら運べた点は、展開への対応力として評価できます。
【減点になった条件】
前走時計は1分01秒9で、今回設定した1分01秒台前半以内の基準には届きませんでした。
【総合評価】
時計面で1項目減点となりましたが、先行力と内枠は過去傾向に一致。6条件中5条件を満たしました。
4位 ⑧ツリーオブライフ
一致率:83%
⭐️評価:⭐️4
【一致した条件】
前走1着、1000メートル出走、逃げ、1分01秒1の時計、逃げ切り勝ちという5条件に一致しました。
1000メートルでは3戦して2勝、2着1回。前走は1分01秒1で2着に1秒差をつけており、短距離での安定したスピードは高い一致材料です。
【減点になった条件】
8枠に入ったため、過去10年で勝利数が多かった1枠から6枠という条件から外れました。
【総合評価】
枠順だけが減点材料。距離実績、時計、先行力は高水準で、内容面では上位2頭に近い条件一致馬です。
5位 ①グランラック
一致率:67%
⭐️評価:⭐️3
【一致した条件】
1000メートルでの勝利、先行しての勝利、内枠、前走以前に1着実績があるという4条件に一致しました。
デビュー戦は3番手付近から進めて1着。1枠に入った点も、過去の枠順傾向ではプラス材料です。
【減点になった条件】
直近のルビー特別は出走取消となっており、前走1着および前走1000メートルという条件には該当しません。また、勝ち時計1分03秒1は上位馬と比較すると見劣ります。
【総合評価】
内枠と先行経験は一致していますが、直近の実戦内容を確認できない点と時計面が減点となりました。
6位 ⑤ピンクゴールド
一致率:50%
⭐️評価:⭐️3
【一致した条件】
前走1000メートル、過去に先行して1000メートルを勝利、5枠という3条件に一致しました。
前々走は2番手から運び、1000メートルを1分02秒2で勝利。前方で競馬ができる点はリリーカップの脚質傾向と合っています。
【減点になった条件】
前走は6着で、勝ち馬から2秒差。前走1着、前走での逃げ・先行、1分01秒台の時計という条件には一致しませんでした。
【総合評価】
過去の先行勝ちは評価できますが、直近の内容では上位馬との差があります。6条件中3条件一致の50%評価です。
今回もっとも条件一致した馬
今回の条件一致度分析では、②アンジェアートと⑥セルアウトクラウドが、ともに6条件すべてを満たして一致率100%となりました。
アンジェアートは内枠と1分01秒4の逃げ切り、セルアウトクラウドは1分00秒9という走破時計と2秒3差の大差勝ちが特徴です。
条件一致数は同じですが、それぞれ異なる強みを持っており、過去データとの一致度ではこの2頭が最上位グループとなります。
まとめ
リリーカップは、過去10年で逃げ・先行馬が7勝しており、門別1000メートルでスピードを示している馬が条件に合いやすいレースです。
今年は②アンジェアートと⑥セルアウトクラウドが100%で並び、③スハッチェと⑧ツリーオブライフが83%で続きました。
特に上位4頭は、いずれも前走で1000メートルを勝利しています。一方で、枠順、走破時計、勝ち方には違いがあり、その差が一致率に反映されています。
このランキングは着順を断定するものではなく、各馬が過去の勝ち馬条件にどれだけ一致しているかを数値化したものです。2歳戦では成長度や当日の気配も結果に影響するため、条件一致度と各馬のレース内容を合わせて確認することが重要です。

