レース概要
2026年7月19日に金沢競馬場で行われる金沢城鼠多門賞は、3歳馬によるダート1900mの重賞です。
過去4年のデータでは、1〜5番人気の馬が勝ち馬の100%を占め、馬券に絡んだ12頭のうち10頭も5番人気以内でした。極端な人気薄よりも、ある程度評価されている馬が結果を残しやすい傾向です。
枠順では、過去4年の勝ち馬4頭のうち3頭が8枠。馬券圏内全体でも内枠5頭に対して外枠7頭となっており、やや外寄りの枠が優勢です。
脚質面では、馬券に絡んだ12頭のうち10頭が逃げ・先行タイプでした。ただし、勝ち馬だけを見ると逃げ1頭、先行1頭、差し2頭。単純な逃げ切りよりも、好位から長く脚を使えるタイプを評価したいレースです。
なお、過去の開催は古馬による1700m戦で、今回は3歳限定の1900m戦です。そのため、過去データをそのまま当てはめるのではなく、距離実績や3歳重賞での内容も加えて一致度を判定します。
今回の勝ち馬条件
今回設定した条件は、次の10項目です。
✅想定5番人気以内
✅中枠から外枠
✅逃げ・先行など前めの位置を取れる
✅金沢で3着以内の実績がある
✅前走3着以内
✅直近3走で2回以上3着以内
✅前走が重賞・準重賞・A級相当
✅1700m以上の出走経験がある
✅重賞路線で6着以内の実績がある
✅通算2勝以上
一致率は、1項目につき10%として算出しています。
血統については、このレース自体の開催数が少なく、明確な種牡馬傾向を設定できません。そのため、血統は順位を直接決める条件には入れず、1900mへの対応力を考える際の補助材料としました。
⭐️条件一致度ランキング
1位 ⑦スターキャンディ 90% ⭐️5
2位 ②ベラジオスパーク 80% ⭐️4
3位 ⑧パッションビート 80% ⭐️4
4位 ⑨ピカピカピロコ 70% ⭐️4
5位 ④アメジストロード 60% ⭐️3
6位 ⑥リュウノタイタン 60% ⭐️3
1位 ⑦スターキャンディ
一致率:90%
⭐️評価:⭐️5
一致した条件
想定上位人気、外寄りの枠、先行力、金沢での好走実績、前走3着、近走の安定感、重賞経験、重賞での上位実績、通算3勝に一致しました。
金沢へ移籍後は3勝、3着1回で、すべて3着以内。前走の兼六園スプリントでも3着に入り、相手が強くなっても崩れていません。逃げるだけでなく、前走では4番手から運べた点も評価できます。
減点になった条件
1700m以上の出走経験がありません。中央時代にダート1800mを走っていますが、結果は14着でした。
総合評価
距離への対応は確認が必要ですが、金沢での安定感、重賞実績、先行力が高い水準でそろっています。今回の出走馬では、過去傾向との一致項目が最も多い馬です。
2位 ②ベラジオスパーク
一致率:80%
⭐️評価:⭐️4
一致した条件
想定5番人気以内、金沢での好走実績、前走3着、近走の安定感、重賞経験、1700m以上の経験、重賞での上位実績、通算2勝に一致しました。
前走の石川優駿では8番人気ながら3着。2000mで結果を残しているため、今回の1900mにも対応しやすい実績を持っています。
減点になった条件
内寄りの枠に入り、脚質も後方から進める競馬が中心です。逃げ・先行馬が優勢だった過去傾向とは異なります。
総合評価
脚質面では減点がありますが、2000m重賞での3着は今回の条件では大きな材料です。距離実績を重視すると、一致度の高い一頭になります。
3位 ⑧パッションビート
一致率:80%
⭐️評価:⭐️4
一致した条件
想定5番人気以内、外枠、金沢での好走実績、前走2着、重賞経験、2000m経験、重賞6着以内、通算2勝に一致しました。
前走の兼六園スプリントでは後方から追い上げて2着。石川優駿でも6着に入り、今回のメンバーでは長い距離と重賞の両方を経験しています。
減点になった条件
前方で運ぶタイプではなく、直近3走で3着以内は前走の1回だけです。
総合評価
過去の脚質傾向とは少し異なりますが、1900mへの距離対応という点では評価できます。前走で状態を上げていることもプラスです。
4位 ⑨ピカピカピロコ
一致率:70%
⭐️評価:⭐️4
一致した条件
想定5番人気以内、外枠、金沢での好走実績、前走1着、1700m以上の経験、重賞路線での上位実績、通算5勝に一致しました。
金沢では5勝を挙げており、コース適性は十分です。前走も勝利し、好位から抜け出す競馬ができた点は今回につながります。
減点になった条件
前走はC1クラスで、今回の重賞とは相手関係に差があります。また、直近の重賞では石川優駿7着、北日本新聞杯5着と、安定して上位に入っているわけではありません。
総合評価
実績のある金沢コースと外枠は条件に一致します。一方で、前走の着順だけでなくレースの格も考える必要があり、70%評価としました。
5位 ④アメジストロード
一致率:60%
⭐️評価:⭐️3
一致した条件
想定上位人気、先行力、金沢での好走実績、前走1着、近2走連勝、通算2勝に一致しました。
中央の芝未勝利から金沢へ移籍し、ダート1500mで2連勝。いずれも前めで運び、後続に差をつけています。
減点になった条件
前走は3歳A4で、重賞実績はありません。1700m以上のダート経験もなく、1500mから1900mへの400m延長が課題です。
総合評価
勢いと先行力は魅力ですが、今回の条件では距離と相手強化が大きな確認ポイントです。人気だけで上位評価にせず、実績面の不足を反映しました。
6位 ⑥リュウノタイタン
一致率:60%
⭐️評価:⭐️3
一致した条件
外寄りの枠、逃げ・先行力、金沢での勝利実績、重賞経験、2000m経験、通算4勝に一致しました。
前へ行ける脚質は、過去の金沢城鼠多門賞の傾向に合っています。石川優駿で2000mを経験している点も条件一致となります。
減点になった条件
石川優駿12着、前走の兼六園スプリント11着と、直近2走は大きく崩れています。前走3着以内、近走の安定感、重賞での上位実績には一致しませんでした。
総合評価
脚質と距離経験は条件に合いますが、近走内容が大きな減点です。序盤で無理なく先行できるかが、過去傾向との一致度を結果につなげるポイントになります。
今回もっとも条件一致した馬
今回、最も多くの条件に一致したのは、⑦スターキャンディです。
10項目中9項目に一致し、一致率は90%、⭐️5評価となりました。
金沢移籍後は4戦して3勝、3着1回。前走の重賞でも3着に入り、先行力と安定感を示しています。唯一の大きな減点は、長距離での実績が十分ではない点です。
あくまで馬券の推奨ではなく、今回設定した過去データとの比較では、⑦スターキャンディが最も条件に近い存在という結果になりました。
まとめ
金沢城鼠多門賞の過去データでは、上位人気、外寄りの枠、逃げ・先行力を持つ馬が結果を残しています。
一方、今回は過去に行われていた古馬1700m戦とは異なり、3歳限定の1900m重賞です。そのため、人気や脚質だけでなく、石川優駿などの長距離重賞実績も重要な条件として加えました。
⭐️5は⑦スターキャンディの1頭。
⭐️4は②ベラジオスパーク、⑧パッションビート、⑨ピカピカピロコの3頭。
⭐️3は④アメジストロード、⑥リュウノタイタンの2頭となりました。
過去データとの一致度が高いから必ず好走するわけではありませんが、各馬がどの条件に合い、どこに減点材料があるのかを比較することで、今年の出走馬の特徴が見えやすくなります。

